ラマダン腹減り紀行(2000.12.15-12.24)

最後にいよいよカルタゴへ

チュニジア最終日。今日は、いよいよ長年の憧れだったカルタゴに行く。
まずは簡単な予習もかねてカルタゴ博物館へ。中庭にも一面モザイクが飾られていて圧倒される。館内にもモザイクが多く飾られているが、ローマ・カルタゴ時代のものよりも、それ以前のポエニ・カルタゴ時代のモザイクの方が細密で、美しい。こんなところにも、滅ぼされたカルタゴの文化・経済の繁栄ぶりがうかがいしれる。

 

フェニキアングラス、ガラスといっても透き通っているわけではない
旅の雑学:チュニジア(トンボ玉について)はこちら

ローマによって滅ぼされた故、ポエニ時代のカルタゴの遺跡はほとんど残っていない。ビュルサの丘にわずかに発掘された、ポエニ時代の住居跡を見てその名残を知るだけだ。今後発掘されれば、もっと多くの遺跡がでてくるのかもしれない。ただ、現在カルタゴのあたりは、高級住宅地として整備されており、発掘するといってもいまある家を壊して進めねばならないであろうし、難しいところだ。

ポエニ時代の、住居跡

普通の遺跡の中でなら、ただのイチ市民の住居跡としてもたいした関心も払わなかったであろう。それが、"ポエニ時代の数少ない遺跡"となると、自分の想像力をフル回転させて、過ぎし時の街の様子や、ここに住んでいた人々の生活の様を思い浮かべ、滅びた都市についてしばし感傷的な気分に浸ってしまうのは不思議なことだ、と思う。

ポエニ時代の聖域 トフェ

体力がないので、ついついタクシーに乗って観光をしてしまう。いわゆる流しのタクシーはあまりいないのだが、観光スポットの前にはタクシーが必ず泊まっており、しかも正規のタクシーなものだから安心してばんばん乗ってしまうのだ。

前のページへ                ホームへ                 次のページへ