旅のきっかけ
小学生の頃、いろんな将来の夢がありました。歌手や漫画家などさまざまな職業に憧れました。そのたくさんの夢の中に考古学者というのもありました。親にそのことを話したところ、"お金儲からないよ"と一蹴され(なんちゅう親や)、子供の頃からお金が大好きだったGinaはあっさりその夢をあきらめました(笑)。しかし歴史に対する興味は失われることなく、中学・高校と受験という別の目的が加わったものの歴史(特に古代世界史)の授業は大好きな科目だったのでした。で、やはり印象的だったのが、ハンニバル、スキピオなど名だたる名将のでてくるポエニ戦争であり、さらにさかのぼって、その昔海上貿易で栄えたというフェニキア人の築いた、シドンだったりカルタゴという町だったのでありました。
しかし日本で暮らしているとチュニジアのニュースに接することはほとんどなく(2002年ワールドカップで日本と同じ予選リーグになって少しは知名度があがったと思われるが)カルタゴにいけるなんて実はあまり思っていませんでした。しかし、安さゆえに愛用しているアエロフロートで、12月のこの時期なんと、58,000円という激安価格でチュニジアにいけることがわかり、それならやっぱり行くしかない!と思いたったのでした。
が、チケットをとった後、ちょうどこの時期がイスラム暦における断食月"ラマダン"にあたることがわかり、一抹の不安を覚えつつの出発となりました。(ちゃんと調べておけよ、と自分につっこみをいれたことは間違いありません)『チュニジア旅行記目次』
1.旅のきっかけ(このページ)
2.タタウィンへ
3.駆け足・駆け足
4.ケロアンへ
5.初ハマム
6.霊廟
7.チュニスへ
8.白と青の街、シディ・ブ・サイド
9.地下の街、ブラ・レジア
10.昼ご飯とドゥッガ
11.最後にいよいよカルタゴへ
12.カルタゴ
13.おまけのモスクワ(1)
14.おまけのモスクワ(2)
成田発のアエロフロートは、結構満席状態。それはそうだ、パリだろうが中東だろうが、日本から10数時間かかるような50以上もの都市に、12月とはいえ58,000円という破格の価格でいけるのだ。モスクワで乗り継いで夜22:00過ぎにチュニス空港に到着。
一応女性なので、最近深夜に初めての空港に到着するときは、送迎をお願いすることにしている。出迎えのタクシーを発見、予約したHotel Carltonへ。空港からホテルのあるメインストリート、ハビブ・ブルギバ通りまでは、車で20分ほどのドライブだ。ホテルに到着したのは、23:00過ぎだというのに、街中には若者が闊歩しておりすごい賑わいだ。
翌朝、ガベス行きの電車にのるために、チュニス駅へ。電車の本数が少ないせいかホームは、学生や家族づれで大混雑している。定刻より10分ほど遅れて電車が到着する。みな先を争って乗り込む。座席は、特等・1等・2等にわかれており、2等席は自由席のようだ。なんとか席を確保し、座り込む。周囲の人、特に子供は、日本人がめずらしいのか、いろいろとちょっかいを出しに来る。ラマダンの時期とはいえ、子供は日中もご飯を食べてもいいらしく、お菓子やジュースをばりばり食べている。ちょっとうらやましい。
途中スースや、円形劇場で有名なエル・ジェム(車窓から劇場が見える)を通過し、チュニジア第2の都市スファックスに到着すると乗客はほとんど降りてしまい、がらがらになった。結局5時間半ほどかかってガベスに到着。
ガベス駅で日本人女性にあう。マトマタに行くというので一緒に向かうことにする。その前に腹ごなしと、ガイドブックに載っている店に行こうとするがどこも閉まっている。と、途中でおじさんがおいでおいでしている店があるので、そこで昼食。ルアージュにのってマトマタの町へ。
マトマタでは、穴居住宅を利用して作ったHotel Sidi Drissに泊まることにする。スターウォーズのバーのシーンを撮影したことで有名なホテルだ。ただラマダンという時期が悪いのか、我々二人以外には誰もいない。
Hotel Sidi Driss.部屋は穴蔵状態となっていて、窓はなくベッドがおかれているだけ。
トルコのカッパドキアで泊まった岩窟ホテルと似ている。中は暖かい。
スターウォーズが撮影された場所。現在は食堂となっている。窓枠等映画撮影時のArt Workが残っている。
街中散策へ。が、街自体は小さく、またとりたてて見るものもないので、ぶらぶらとするだけである。街中にはカフェや食料雑貨店が何軒かあるが、19:00頃には全て閉まってしまう。
マトマタの夕焼け。
これくらいの時間になるとみんな夕ご飯の準備のため慌しく家に戻ってしまう。ホテルに戻って夕飯。ボリュームたっぷりのクスクスを頂く。できたてでとってもおいしい!今まで食べたクスクスは汁けもなくボソッとしているイメージがあったのだが、肉と野菜を煮込んだスープをふっくらとしたクスクスにかけているここのは私のクスクスに対するイメージを変えた。
夜は、満点の星空を眺めて就寝。