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August 30, 2009
トリノ・エジプト展(東京都美術館)
現在上野の東京都美術館で開催されている、トリノ・エジプト展(公式HP)に行ってきました。
トリノにあるトリノ・エジプト博物館のエジプトコレクションは有名で、私も学生時代の初めてのイタリア旅行で、わざわざ訪れた位であります。(まぁ、考古学好きだからというのもありますが)日本での認知度は高くはないと思いますが、「ええーっ!あれが日本に来るの?それは是非!」ということで、開始早々、二日目に出かけてきました。
気になる混雑状況ですが、入場そのものは待ち時間なくできました。ただし五部構成に分かれた最初の展示室が、(1)ガラスケースに入れられた小品が多く、近くによらないと見られないこと(2)やはり最初なので、全員が気合をいれて時間をかけて見はじめること、などから、展示物自体は、他の部屋の方が興味深いのに(最初はトリノエジプト博物館の紹介がメインなので)どこよりも混雑しているという現象が発生していました。

プタハ神像
二部は、個人的には最も見ごたえがありました。一面緋色の壁紙と押さえた薄暗い照明に、白い石灰岩の彫像がよく映えています。ここにくると先ほどの渋滞もなくなり、みなが思い思いのペース、順番で、好きな場所から彫像を見ることができるのも良かったです。

そしておそらく本展最大の見ものは、メインビジュアルに使われているアメン神とツタンカーメン王の像です。ご存知の方も多いと思いますが、ツタンカーメンの妻アンケセナーメンの父であるアメンホテプ4世(ちなみに彼の妻はベルリン博物館に所蔵されている美しい彫像で知られるネフェルティティ)の時代に行われた宗教改革(アメン神から唯一神アテン神へ)を行いましたが、死後、神官達の手によりもとのアメン神を頂点とする多神教に戻ってしまいます。
で、「ごめんよ、そんなつもりでは」ということでアメン神を讃えるために造られたのがこの像です。現世の神であるファラオ(ツタンカーメン)が、アメン神と仲良く手に手をとり、さらにアメン神を自分より大きな存在として、つくっています。歴史的背景が如実にあらわされている面白い像だと思いませんか?

イビの石棺の一部
その他、3部から5部では、同じく古代エジプトの宗教をテーマにした、動物神、ミイラ、葬送具などが展示されています。海のエジプト展(訪問記)と違い展示の派手さはありませんが、一品一品のつくり、装飾のクオリティは、さすがにこちらの方が高く、大人にとってはトリノ・エジプト展の方がじっくりと楽しめる展示会だと感じました。(子供連れなら海のエジプト展ですかね)

グイドゴビーノのかばんのデザインはスカラベ
会場入り口脇では、トリノに本店のあるGuido Gobinoのチョコレートショップが出店しています。ここのチョコレートがついた前売り券を(山岸涼子のスペシャルデザイン前売り券と相当悩んで)買っていたので、チョコレートとひきかえに行くと、限定アイテムということで、ミルラ(没薬)入りのチョコレートも売られていたので買ってしまいました。

カカオ85%以上ありそうなビターチョコでした
投稿者 Gina : August 30, 2009 12:58 PM