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May 10, 2006

エルブリ(El Bulli)レポート 2006 その3

食前酒の後、「少し何か(食前酒の続きに)飲まれますか」と聞かれたので、グラスでCava(カヴァ)をいただくことにしました。分厚いワインリストを形ばかり受け取ってソムリエと相談して、ワインを選びます。事前のリサーチを元に白ワインの方があいそうだと感じていたので、地元の白ワインをチョイスしました。ここに来る人はお酒よりも料理を目当てに来る人がほとんどだからか、ワインについては20ユーロ台からリーズナブルなものが結構そろっていました。

aceitunas verdes sfericas
球形のグリーンオリーブ
ElBulliOlive043006.jpg

と、一皿目が運ばれてきました。一般家庭でトマトやチーズなどをオリーブオイル漬けにして保存する時に使うようなガラス瓶の密閉容器に入れられた、aceitunas verdes sfericas(直訳すると、球形のグリーンオリーブ)。スプーンに一つずつよそわれたオリーブもどきは、滑らかで、鏡面のようにキラキラと輝いています。「一口で食べてください」という指示の通り、あむんちょ、と口に含み一瞬つるりとした食感を感じた後、歯をたてると「ブシューッ!!!」と皮からローズマリーの香りのするオリーブの酢漬けのジュースがあふれ出します。とっても好みの味です。1人2粒なのが残念(もっと食べたい)人工いくらの原理で作っているのでしょうか。

オリーブに魅了された私。続いてスナックがいろいろと運ばれてきました。こちらもかなり期待が高まります。

marshmallow de pinones
松の実のマシュマロ。
ElBulliMarshmallow043006.jpg
松の種類が違うからなのか、松の実(pinones)といっても、日本で食べる松の実よりピーナツやくるみにより近いように感じました。細かく砕いたナッツが、冷やしたマシュマロにまぶされているもの。マシュマロは、冷やされたことによって少し収縮しているように感じました。冷たいだけでプレーンなマシュマロとナッツの相性は、そういいとは思えず(沖縄のピーナツ豆腐に少し似ているように感じましたが)個人的にはそんなに好みではなかったです。

"croquanter" de guanabana
croquanterという単語は検索しても出てこない。”croquant”(カリカリ)の派生語ということでしょうか。だとすれば直訳はグアナバナのカリカリ。
ElBulliGuanabana043006.jpg

parma/pasion
パルミジャーノとパッションフルーツ
ElBulliPasion043006.jpg
小さく正方形にカットされたすのこの隙間に立てかけられた極薄のはかないキャンディ。

serpiente
うみへび
ElBulliSerpiente043006.jpg
メインは、あられに似た、少しもちっとした感じと軽さがあるスナックにわさびで風味がつけられたもの。わさびの味は、この味に慣れた我々日本人にとっては、微かに感じられる程度で、むしろ塩味の方が強く感じられたのですが、隣のフランス人カップルにとっては、きつかったのか、残しておりました(勿体無い!)カヴァにもあいますが、同じ泡モノならもうちょっと庶民的にビールがほしくなる味。

waffles d’oliva negra
黒オリーブのワッフル
ElBulliWaffle043006.jpg
プティフールも含めれば30皿にものぼるエルブリのコース。だから忘れている味があっても仕方ないですよね、と言い訳させていただきますが、食べている最中から一番印象の薄かった一品。

さぁ、どうでしょう、続いて出てくる料理は?今のところオリーブが、ダントツでおいしいのですけど。

<人工イクラの作り方>
ちょっと調べてみました。
外側の膜にはアルギン酸ナトリウム(食物繊維の一種だそうで、昆布などの海草がぬるぬるする原因となる物質)水溶液を塩化カルシウム溶液にたらすと、ゲル化して、丸く固まるというのが基本のよう。そこにアルギン酸ナトリウム水溶液と同時に中味となる部分を注射器を遣うなどして、同時に塩化カルシウム溶液にたらせば、目玉入り(具入り)人工イクラの出来上がり、ということみたい。海外に人工イクラと同じような作り方をする食べ物があるのかどうかは、分からないけど、おそらくはこれに類する方法でエルブリのオリーブは作られてるのではないかと思います。

<液体窒素にマシュマロをつけてみよう>
というのは、日本の授業では、割と人気のあるテーマのようで、検索するといろいろ出てきました。コマーシャルで、テニスボールを急速冷凍すると、ガラスのように粉々になる、というのがありましたが、マシュマロはスカスカ(空気が多い)ためにそうはならず、液体窒素につけると表面だけが、パリパリになり中はふわふわになるのだそうです。El Bulliで出てきたものは、これとは少し違うように感じましたが、果たして?

はぁ、しかし1つのエントリーを書くのにかれこれ1-2時間はかかってるぞ。

投稿者 Gina : May 10, 2006 11:35 PM

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コメント

こんにちは~。
確かにこのオリーブはおいしそうですよね~。
後うみへびもきになります。
この間septfillesさんのところで拝見したレポートと既にだいぶ違っていて、エルブリってばまあ、色々とやってくれちゃうね~という感がはじめから漂ってますね。(笑)
レポート作成、お疲れ様で~す。
引き続き、楽しみにしてますね~。

投稿者 Kchan : May 11, 2006 06:57 AM

Ginaさんの飽くなき食への探究心(謎)、素晴らしいですなぁ!
ってか、この料理の数々・・・実験室のようだ(笑)
もっとラブラブした華やかなモノをイメージしてたんだけど
意外にあっさりした構成ですね。
これからどんどんびっくりするよーなモノが出てくるのかしら?

人工イクラの作り方まで調べるGinaさん、本当に研究熱心!(爆)

投稿者 ぴよ : May 11, 2006 10:47 AM

はじめまして。しんじぃと申します。
イタリア系のコミュからやって来ました。
今は時間がないので挨拶だけにしますが、
今度、ゆっくり見に来ようと思います。
ちなみに、誕生日一緒です?

投稿者 しんじぃ : May 12, 2006 06:59 AM

Kchan、こんにちは。
コメントありがとうございます!
このエルブリ風オリーブは彼らにとっても自信作なのでしょう、周囲のテーブルにもほとんど(全て?)出されていたように思います。

エルブリはホント客を驚かせて喜んでる?みたいなところが随所に感じられるのが楽しいです。どっちがお客?みたいな。

投稿者 Gina : May 14, 2006 11:11 AM

ぴよさん、
普通三ツ星レストランというと、個性を出しつつも美味しさを追求しているものだと思います。それがぴよさんいうところの華やかさだったり、洗練された感じだったりという特性にあらわれてくるものかと。でもエルブリは美味しさ(だけ)を追求しているわけではない、というのが私の感想です。人工オリーブだって、わざわざ作らなくても普通に自然のオリーブの酢漬け食べればええやん、という話もありますからね(笑)

なので、楽しいと思う人と、そう思わない人が正直いると思いますよ。ここは。

投稿者 Gina : May 14, 2006 11:15 AM

しんじぃさん、いらっしゃいませ!
お誕生日?1月4日です?そしたら一緒かも。

食べたものの感想をつらつら書いてるだけのブログですが、
また遊びに来てくださると嬉しいです!

投稿者 Gina : May 14, 2006 11:24 AM

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