レバノンへのアクセス:日本からの直行便はない。アリタリア、アエロフロート、エールフランスなどのヨーロッパ経由便の他、エミレーツ航空などのエアラインも就航している。アクセス:ベイルートから南へ海岸沿いに走ること約80kmの距離にあるティール(現スース、スール)へは、ベイルートから車で約2時間。セルビスを利用する場合は、シドンで乗り換えとなる。(ほぼ待ち時間なく乗り継げる)
ガイド:紀元前10世紀にフェニキアの中心として最盛期を迎えたティール(ティルス)は、スペイン南部のカディス(Cadiz)やカルタゴ(Carthage)を築いた都市としても有名。巻貝から抽出した紫色の染料、レバノン杉などの交易で繁栄を築いた。アレクサンダー大王による陥落、ローマ征服を受けたが、交易港としての役割は失われなかった。しかし13世紀マムルーク朝による侵略を受け、徐々に衰退していった。
Gina的感想(訪問年2003):フェニキア人の都市、シドン・ティルスといえば学生時代の憧れの名前の1つだった。ティールの遺跡は海側の遺跡(かつて小島であったが、アレクサンダー大王のティール攻防戦の後埋め立てられた)と、陸側の遺跡にわかれている。海側の遺跡には、地中海へとのびる列柱道路があり、真っ青な空と海に溶け込んでいく柱の群れはロマンチックな気分にさせてくれる。その上、フェニキア時代の遺跡の多くは、地中海に沈んでいるというのだからなんともまた風情がある。
ティールは石棺の産地として有名であった。
柱の多くはローマ時代のもの
陸側の遺跡、中央に見えるのは記念門