マルタ旅行記(2006.1.4-1.10)

三日目:いろんな親切、ハイポジューム
マルタはカトリック教徒の多いキリスト教国。法律上も離婚は認められていない。その信仰心の篤さは、マルタ島を見渡すと(山も川もないこの国では、高い場所からは、島を一望できる)あちこちの町に高くそびえる教会の鐘楼からも、また多くの民家の玄関脇に飾られているキリストや聖母子像の飾りからもうかがいしれる。
深い信仰心が、マルタの人々の優しさを形作っていると一番感じたのが、地下につくられた古代の神殿、ハイポジューム見学に向かった日のこと。
9:00に予約をいれたハイポジュームの見学に向かうために、早めに宿を出た。乗車時に、いつものごとく、ハイポジュームに行くかどうかを確認して、乗り込んだのだ。ヴァレッタを出てしばらくすると、パオラ(Paola,ハイポジュームのある街)1kmの標識が。が、続いて「ターシェン(タルシーン、Tarxien)」の文字が見え始めた。運転手さんに、「あのー、ハイポジュームはまだですよね?」と聞くと、隣席のおっちゃんが、「もうちょっとだよ。ほら、この通りをまっすぐ行けばいいんだよ」と教えてくれた。礼を言って下車すると、「Tarxien Temple→」の標識が迎えてくれた。うーん、なんかターシェン神殿と間違われてたような。でもありがとう。
民家のおばさんに聞くと、ハイポジュームはここじゃないよ。と、元来た道を指差す。そして、道を教えてくれた後、「あなたに神様のご加護がありますように」とつぶやいて送り出してくれた。なんということのない行動なのかもしれないが(くしゃみをした時のように)慎ましやかな中にも温かな思いやりを感じる美しい言葉だなと、心にすんなりと入ってくる言葉だった。
そして、時間を気にしながら、ハイポジュームに向かう。途中再度、1軒のお店で、道を聞くと、そのおじさん、着いておいで、と自分の店を放りだして、ハイポジュームまで案内してくれた。この形を変えたさまざまな親切に立て続けに触れて、マルタの人に対する印象がぐーんとよくなった。若い人とは今回あまり接する機会がなかったけど、会う人、会う人、みんな優しかったなぁ。
ハイポジュームの予約・見学
下記サイトから予約が可能。ハイシーズンはかなり混雑するそうで、早めの予約がホームページでも推奨されている。1回の見学は10名まで。私が訪問した際は、当初予約したのは7名だったようで、予約なしでやってきた人も入場できていた。が、これは一種のカケ。
最初ハイポジュームに関するビデオ(英・仏・独・伊語の音声ガイド)上映があり、その後、英語での見学ツアー。遺跡内の照明はコンピューター制御されており、常に明るいわけではないので、ガイドの後にぴったりとついて、早めに見学することをオススメ。ビデオ〜見学で1時間ほどかかった。
http://www.heritagemalta.org
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