エピソード2:文化的背景の違い
やっとの思いでゲットした小銭をにぎりしめ次のバスにのる。これでようやくホテルにたどり着く。狭いマカオで、どこに泊まったのよ?と思われるかもしれないが、今回の宿はPousada de Coloane(ポウサダ・デ・コロアネ)、名前の通り、メインの半島部から最も離れたコロアネ島にあるホテルである。オーナーはポルトガル人。フロントの女性は、中国系の若い女性。バックサイドに座っているポルトガル人のおじさんがオーナーか。
チェックイン時に、まだ部屋の準備ができていないということなので、しばしフロント横のソファで待つ。女性が部屋のクリーニングが終わったというので、行ってみると、いまだ掃除中。なんじゃそりゃ、ということで重い荷物を抱えて再びフロントに(小さいホテルなので、エレベーターなどない)「掃除終わってないのですけど、ちゃんと確認してくれました?」「もう一度掃除しろってことですか?」「いや、そもそも掃除されてないのですが」彼女の片言の英語ではうまく意思疎通ができないし、こちらだけでなく、向うもむっとしているようだ。明らかに彼女のミスだと思うのだが、全く謝る気がないよう。フゥ。すると後ろのポルトガル人のおじさんが、「すみません、こちらの確認ミスで。」と一言。こういう態度の差にマカオで生まれ育っても文化的背景や考え方の差が出るもんだよなと妙に納得。
ホテル自体は改装されたばかりで、大変快適。ポルトガルからわざわざ取り寄せたというアズレージョが、室内、廊下など至るところに使われていたり、ポルトガルの象徴、黒い雄鶏の置物が飾られていたりとポルトガルらしさ満点。全室バルコニーつきでシービューなのもポイント高し。サービスはとっても南欧スタイル。レストランの料理を聞きに来るのも、料理を運んでくるのもスローペース。フロントには人がいないことも多い。せかせかせずにのんびりと過ごすによいホテル。
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