マヤの末裔
パレンケの街から遺跡へは乗り合いのバン、コレクティーボを利用。乗客が集まるまでしばし車中で待機。なんとなく外の八百屋さんを見ていたときだった。「あ、あの女の人ひげが生えてる!はて?」と思ったらそれは、髪の長い男性二人組だった。相方いわく「マヤの末裔と呼ばれているラカンドン族だと思う」とのこと。そう言われて改めて彼らを見てみると漆黒でストレートの髪は肩まで伸び、服も麻か綿の貫頭衣のような服を着ている。顔つきは、鼻梁のすーっとした涼やかな顔をしていてマヤの壁画に出てくる人物に似ており、街中にいるメキシコ人とは明らかに違う。急になんだか彼らが特別で、崇高な存在である気がしてきて、彼らが去っていくまで目で追い続けてしまう。彼らの存在は古代マヤと現代を結ぶ一本の線なのだ。
マヤの末裔(写真はありません)