小さな王冠、モンテリッジョーニ
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トスカーナ平原のひとつぶ真珠、モンテリッジョーニ(Monteriggioni)の街は、中世、シエナとフィレンツェの攻防の拠点となった砦の街。以前訪れたことのある同僚のP氏によると、あっさり見終わってやや期待はずれ、とのこと。エンポリからシエナへの車窓から街の遠景はのぞめたし、バスの本数が少なくアクセスがあまりよくないので、どうしようか悩んだけれど、ええーい、ままよ。と早朝のバスに乗り込む。 乗車時に、モンテリッジョーニに行くことを運転手に確認して乗ったのに、バスはどんどん街を通り過ぎていく。おかしいと思い「モンテリッジョーニですよね、あれ(後ろの方を指す)」というと、「あ、そうだった。ごめーん。でもバス停じゃないと止まれないんだよ」ということでしばらく走行続行。せまい田舎道を運のなさと、運転手の忘れっぽさを呪いながらとぼとぼと戻る。 街は丘の上。そこに至る道は、舗装されていない農道しか見えない。人っ子ひとりいない道を革靴をどろどろにしながら登り、城壁の中へ。予想に反してたくさんいる観光客。中心の広場は、教会の他、みやげ物やバール、カフェがずらりととりかこむ。ツアー客が時々大型バスで乗りつけ(私がやってきたのとちょうど反対側の門の外には舗装道路と駐車場があった)20分ほどであわただしく去っていく。 城壁の上には登ることもできる。上からみおろすと、直径1kmほどの小さな街は、日本の女の子が憧れるドールハウスを集めた箱庭のよう。小さな教会、小さな広場、同じ色のかわいらしい家々。ところどころに咲く鮮やかな花々。 5本ほどある村内のすべての通り(通りと呼べるのはせいぜい2本、あとは袋小路というのが適当かな)を歩き回り、広場のカフェでぼんやり。贅沢な時間。 |
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モンテリッジョーニへのバス
シエナのGramsci広場からバスが出ている。(広場地下のiで時刻表をもらえる。)シエナ〜サンジミニャーノ行きのバスの一部がモンテリッジョーニを通過するので、モンテリッジョーニを見てサン・ジミニャーノへ抜けることも可能。バスはモンテリッジョーニの砦の街までは行かずに少し離れた下の道を通過する。砦内のバール、タバッキではバスの切符は売っていない。帰路のバスチケットはバスの停留所近くのバールで。