慣れないナンパは迷惑です
| この日のシエナは、パレード三昧。どうも今年のパリオで優勝した地区のパレードらしく旗をかかげた一団が何やら唄いながら街中を練り歩く。 そのパレードは夕刻まで続き、散歩途中いたるところで彼らに出くわした。最後はカンポ広場で一団は解散。パリオはシエナの夏の風物詩。今日のイベントはシエナの人々にとって夏の締めくくりの行事なんだろう。 さて私は今日の締めくくりの夕ご飯。カンポ広場に程近い、オステリア・イル・カロッチョ(Hosteria Il Carroccio)に。スローフードを出すレストラン、ということで、シエナの郷土料理を期待して訪問。さぁ、食べまっせ〜! ワインを頼み、前菜の盛り合わせ(見たってください、このおいしそうなサラミとクロスティーニちゃんたち!)が来た所で、イギリス人の男性客に話し掛けられた。 彼はほぼ食事を終えており、あとは少し残ったワインを飲むばかり、という状況。そのワインを飲む間、一緒に座ってもいいかと聞かれ、「別にいいですよ」と答えたが、これが大失敗。 イタリア人は昔痛い目にあったことがあるので、警戒する。が旅行客だったのと英語が通じたのが敗因。 関西人の悲しい性ゆえか、私は話し相手につまらんと思われるのにものすごい抵抗がある。よって飯もそっちのけでイギリス人との話をすることに。(あうあう、私のご飯がぁ〜!) さりげなく、「つまらなかったら行ってくれていいんですよ(っていうか去ってくれぇ〜!)」「私の生まれ育ったエリアの文化では話し相手を笑わせられないのは何よりも失礼なことなんです」といって早くどこかいってくれーオーラを出してみるが無駄。 ワインを飲み終わっても去らない彼に対し、優しい私は、よかったらどうぞ、と自分のカラフェをさしだし、さらに会話。彼は今夜がイタリア最後の晩らしく、よかったら食事の後で散歩でも、というのだが、それを丁重にお断りして、お引取りいただいた。 そうして、ワイン片手に食事の続き。ふぅー、やっとくつろげる。やっぱり人に気を使いながら食う飯なんて、うまくないわさ。 |
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シエナのスローフードレストラン Hosteria Il Carroccio
住所:Via del Casato di Sotto 32
Tel:(39)0577 41165