ワインの里を訪ねて:フィレンツェ(2003.20-25)

チブレオでのディナー(写真はモンテプルチャーノ)

チブレオに到着。有名店だけあって、テーブル、ウェイティングポイントも大混雑。予約の時間まで、椅子に座って待つ。とサービスの白ワインが配られたので、まずは景気付け。うひひっ、やっぱりワインはうまい。席は、8人がけの丸テーブルに相席になった。ここは、プリフィックス式で、プリモとメイン、デザートを複数の中から選ぶ。といってもメニューは姿勢の正しいすらっとしたカメリエーレから口頭で伝えられてそこから好きなものを選ぶのだが。聞き逃さないように神経を集中させねばならないが、お店の人と、どれがおすすめですか、とかそれってどんな食材?とかやりとりしながら、自分がその日一番食べたいものを選べるのは楽しいことだと思う。

サンタゴスティーノ教会

プリモには、パスティッチェリ・イン・ブロードをお願いする。細いソーセージ状にしぼりだされた腸詰入りのスパイシーなスープだ。そうそう、ここチブレオはパスタのない店ということでも有名だ。なんでも店主がパスタが好きすぎてお店にはおけないのだとか。そこがパスタ好きの日本人としてはちょっとさびしいところかもしれないが、このスープ、かなり美味しかった。ワインにはいわゆるスーパータスカンをお願いする。このワインもなかなかよし。

緑の丘陵の中佇むサン・ビアージョ教会

相席のお客がこのあたりで、帰り、つづいて4人組みの若い男性客と相席になった。時間は22:00、こんな時間からコースを食べるのだろうか?と思っていたらデザートだけを食べに来たらしい。男4人でレストランで甘いものを食べるなんて日本だとちょっと不思議な光景である。

メインとデザートを食べてああーお腹いっぱい!となったところでA嬢ママが気分が悪いといって、テーブルで食べたものを吐いてしまった。A嬢と私は大丈夫だったので、A嬢ママが頼んだ料理が悪かったのか、体調がすぐれなかったのかかなり、ぐったりしている。大丈夫かしら、とおろおろしていると、店員さんの素早い対応で、お客さんの中にいたお医者さんを連れてきてくれた。

サン・ビアージョ教会の芝生はお昼寝スポット

しばらく席で安静にした後、お店を出る。A嬢ママは迷惑をかけたからと相席の男性陣のお代も支払っていた。男性陣はそんな必要ないですよと言っていたが、なにやら店員と話した結果(イタリア語だったのでよくわからなかったが、おそらくこのご婦人はお金を支払わないと気持ちが落ち着かないのだというようなことを言っていたのだろう)A嬢ママの申し出を受けた。すると最後に我々一人一人にチブレオからのプレゼントです、といってレシピブックと蜂蜜をくれた。なんともイタリア人らしい、そして名店らしい気配りに感心させられた。

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