旅のきっかけ本屋でふと手にした旅行人の「客家円楼」というガイドブック。百年以上前につくられた木造建築にいまも数百人の人が住むという土楼。そして広い中国でもなぜか福建省をはじめとする一部の地域にしかつくられなかったという土楼。思わずガイドブックを購入し、ANAのマイレージで特典航空券を申し込んだのが1年前の8月。が、仕事の都合で延期となり特典航空券の有効期限が切れてしまう前にと7月にお休みをもらって無事渡航とあいなりました。
『客家土楼を訪ねて 中国福建省旅行記目次』
1.旅のきっかけ(このページ)
2.下洋へ
3.不審者来襲?
4.雨には弱い
5.漢字は偉大だ
6.今なお生きる土楼
7.承啓楼ミニ写真集
8.博物館円楼
9.すたれゆく土楼
10.土楼スタンプラリー
11.土楼スタンプラリー2
12.そしてクラッシュ
13.安心する存在と好奇心
14.新しい弟
15.厦門へ(完結)
関空発のアモイ行きは台風が接近する中での出発であったものの予定時刻より30分早く目的地に無事到着した。入国審査もさくっとパスして、早速 湖浜バスターミナルへと向かう。バスターミナルに到着したのは、13:40。できれば今日中に土楼の集まる永定エリアに行ってしまいたい。しかし残念ながらすでに今日永定へと向かうバスはないらしい。したがってこのエリアへのゲートシティとなる龍岩へのバスチケットを購入。チケット予約・発券はデジタル化されているらしく、きれいに価格と目的地、座席番号がタイプされたチケットを受け取りバスの出発を待つ。
中国のバスターミナルはチケット売り場(售票処)、荷物預け場(家電等の大きな荷物をもっている人はここで荷物の代金を支払うらしい)、待合場所に分かれている。待合場所にはクーラーの効いたところもあり、電光掲示板で何番乗り場からどこのバスがでるかが表示されるので漢字のわかる日本人にはわかりやすいつくりになっている。
チケットに豪カ(化の下に十がかかれた文字)大客と書かれた龍岩行きのバスは確かに空調の効いた大型バス。アモイ駅近くの梧村バスターミナルに立ち寄った後はノンストップで龍岩を目指す。車が市内を出ると小姐が乗客にミネラルウォーターとお菓子をサービス。さすが豪華バスだけあるな、なんてちょっとご機嫌。
ところが、である。龍岩までのバスは途中道路工事が頻繁になされており、片道通行となっていた。10-20分車が全く動かないことが数度あり、私を含めた乗客はちょっといらいら。乗客がバスを降りて前方に様子をうかがいに行ったり、みな列の前方をいまいましそうに見つめたりして、時をやり過ごす。
結局5hほどかかってバスは無事龍岩に到着。まずは宿探し。ガイドブックに新しくてスタッフの対応がよいと書かれていた龍州大酒店に向かう。フロントに入って部屋があるかどうかを確認。が、言葉が全く通じない。筆談で部屋が欲しい旨を書くが"没有(ありません)"とのこと。今夜の宿どうしようかと悩みはじめるが、さらに話を聞くとシングルはないが、ツインのシングル利用ならできるとのこと。助かった!ディスカウントしてもらって1泊120元なり。
龍岩のショッピング街
宿も無事見つかったことだし、ご飯を食べに街へと繰り出す。どこの店も開いているのに街中がちょっと薄暗いように感じるのは節電しているからなんだろうか。ただ人出は多く、どこのお店もお客さんで賑わっている。中でもひときわお客さんが多かったレストランで晩御飯。頼んだのは石焼きの高菜・肉入りビーフン。あつあつをいただきまーす!お値段3元(≒40円)と格安、しかもおいしい。
龍岩のまちなみ
その後さらに街をぶらぶら。マクドナルドとケンタッキーが隣り合うショッピングゾーンの中心は明かりも煌々と照らされ明るい。営業時間はどちらも0:00までと渋谷のマクドナルド並。さらに驚くのは21:00も過ぎようかという時間なのに店内は子供連れで賑わっていたこと。みんなうれしそうにハッピーセットのおもちゃをもっている。こうしてどこの国でも似たような子供のときの経験をもつ子供達が育っていくのかと思うとちょっとつまらないなぁなんて思ったりして。しかし3元で晩御飯を食べれる中、ポテトが5元するマクドナルドはなんとも高く感じた。
正直龍岩がこんなに街だとは思わなかった。新しいショッピングコンプレックス、賑わうお店、漢字さえなければグァムみたいな感じだ。