晩秋のイタリア(2001.10.26-11.4)

アステカ時代のチョコレート

モディカの街は、Umberto通りから一歩入ってしまいさえすれば、静かな細い路地の続く丘の街。のんびりと歩いているとそこここに、不思議なバロック(いびつな)様式の装飾をもつ家が見つけられる。すごい形相の人の顔、火を吐く動物、楽器をひく天使(でもどこがグロテスク)などなど、見飽きない。

バルコニー下の楽器引き達

パレルモで排気ガスの中、街を歩いていたせいか、どうものどが痛い。のどスプレーをシュワーっとする絵とかぜであることを伝えると、無事希望どおりの、のどスプレーが奥からでてきた。姿形は日本のものとほぼ同じ、だが説明書きを読むと、"バルサミコ味"

ええ〜っ!!!バルサミコってあのお料理なんかに使う黒いやつ〜!!

薬剤師のおじさんに確認するが、これでいいのだという。試しに使ってみると、あの日本ののどスプレーのきっつーい味はしないが、なんとなく効いてる気もする。

続いてモディカで最も有名なお菓子屋さん、"Antica Dolceria Bonajuto"へ。スペインが新大陸を発見した際に、"Xocoatl"なるカカオの種から作った食べ物を見つけたのが、チョコレートのルーツだそうで、スペインのシチリア統治時代に、シチリアにもこのアステカ起源のチョコレートの作り方が紹介されたんだって。で、ここのお店は、当時のままの添加物等を一切使わないチョコレートを創業当時(1880年)から作りつづけているんだ。

お店でもらったポストカード(の一部)20世紀初頭のお店の写真

店内は、海老茶色のショーケースと、ガラス扉の棚が配置されていてシックな雰囲気。ショーケースには、白い陶器におさめられた数種類の焼き菓子と、チョコレート、そして、トローネが入っている。まずは、お目当てのチョコレートを注文すると、バニラ(といっても白いわけではない)チョコレートはあるが、シナモンの方は午後でないとできあがらないという。とりあえずバニラチョコレートと、焼き菓子、トローネそして、スペシャル唐辛子入りチョコレートを購入する。ふふふふふ〜んっ、しあわせじゃぁ♪

同じくお店でもらったパンフレットから。写真は、お店の看板商品のCioccolato alla cannella

で、チョコレートのお味はというと、昔どおりのレシピにのっとっているだけあって、砂糖が口の中でじゃりじゃりする。カカオの味と香りが中心でそれに砂糖をまぶしてある感じのチョコレート、チョコレートした素朴な味だ。

それよりも出色だったのが、焼き菓子、さっくりと焼かれた生地の中には、やわらかいマジパン状の詰め物が入っていたりして、すごく美味しい!!日持ちしないのが残念だ。

Bonajutoの焼き菓子、形もきれいで、味も最高!

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