旅のきっかけ
残業が続いたので、美味しいものでも食べて、のんびりしたかった。7月に行ったフィレンツェ旅行が楽しく、イタリアまた行くのもいいなぁと思っていた。またこの時期"ローマ人の物語"を再読していたので、暖かく史跡の多いシチリアに行こうと決めた。アリタリアで成田⇔パレルモの予約をとる。
『2001秋イタリア シチリア旅行記目次』 この旅行で訪れるイタリアの世界遺産 1 旅のきっかけ(このページ) 2 モンレアーレ 3 旧市街を歩く 4 バロックの街へ 5 街中がお昼寝タイム 6 バロックとお菓子の街、モディカ 7 アステカ時代のチョコレート 8 懐石風イタリアンランチ? 9 散歩は続く 10 遠いよアグリジェント
ミラノ経由でパレルモに到着したのは、夜の10時過ぎ。ホテルの送迎タクシーで、パレルモ市内へ。ここのところ夜の空港着には、必ず送迎をつけるようにしている。いくらお年頃とはいえ(笑)、昔とは身分が変わったものだとしみじみしてしまう。
空港から市内までは、右手に岩山、左手に海がせまった道をひたはしる。薄暗い街灯がついている以外は、目立った明かりもなく、ちょっと不安をあおる。市内に入ったと思っても、やはり街中には人影が少なく、夜遅くまでこうこうと明かりがつき、人がわらわらしている東京の生活に慣れ親しんだ身には、さびしい気持ちはいなめない。
ホテルに到着したのは23:00も過ぎてからだったが、フロントの人は暖かく迎えてくれる。部屋にはいってびっくり、改装したてでとてもきれいだった。フライトで疲れたので早めに就寝。
パレルモでコンサートを楽しむべく、マッシモ劇場真向かいのマッシモプラザホテルに宿泊。
2000年に改装されたばかりのとってもきれいで清潔なプチホテル。
朝食にはシチリア名物赤いオレンジのジュースをごくごくっ。到着翌日、まずはパレルモ市内観光に出かける。ホテルの階段を降りて、びっくり。昨日みた薄暗い町の印象は消え、マッシモ劇場と広場、そして棕櫚の木が朝日を受けてかがやいていた。東京よりあたたかくて、シチリアいい旅行になるかも、と思った瞬間だった。
マッシモ劇場は、旧市街と新市街のちょうど中間にあたるので、ホテルから主な見所へはちょっと頑張ればどこへでも歩いていける。よって体力のない私も気候がいいこともあって、Maqueda通りとRoma通りの平行に走るメインストリートでのウィンドーショッピングを楽しみつつ、歩いて観光することにした。
マルトラーナ教会に。こじんまりとした教会なのだが、内部は金色のモザイクにびっしりと覆われており、息をのむ美しさだ。椅子のところには、着飾った一団がおり、まわりはリボンで囲まれている。どうやら結婚式が行われるようだ。
10分、15分くらい待っただろうか、白いウエディングドレスの花嫁さんと、鮮やかなブルーのスーツ(日本人では似合わないことうけあい)の花婿が入場してきた。古い教会でドレスをみにまとった、美しいカップルの姿ははまっていて、しばし時を忘れさせられた。
金色のモザイク、薄暗い教会内で見ると神々しさが強調される
12:00になり、お腹もほどよく空いてきたため、レストランへ。Esquireに紹介されていて、目星をつけていたレストランをめざす。クアトロ・カンティから歩いて10分ほどの小さい広場に面したOsteria da vespriがそれだ。到着したものの、まだ準備中。日本のレストランの感覚だとランチタイムの営業時間は11:30からというのが主流なのだが、こちらは、13:00からスタートするお店も多いらしい。仕方なく空き腹を抱えて(おおげさ)旧市街を歩く。
13:30にGinaが再びお店にやってきたときも、お客はGinaだけ。人気のないお店なのかなぁと心配していると、14:00前になってぞろぞろとお客がやってき出した。イタリアも北部では、ランチタイムは縮小傾向にあると聞くが、南国シチリアでは、のんびりとお昼ご飯を食べる習慣がまだまだ根強く残っているのかもしれないと、思った。
まぐろとトマトのスパゲティ.ハーブ(オレガノ)の味がきいてる。
まぐろを食べるシチリアーナに親しみを感じる。
オレンジ風味のいかのアーモンド詰め。
Osteriaだけあってシチリア産のワインだけでも50種類以上そろえてある。
グラス単位で注文できるのが一人旅には嬉しい。