パルミラ翌朝は少し早起きして遺跡へと向かう。朝早いせいかツアー客の姿もなく、広大な遺跡を独り占め、いやふたりじめか。朝のやわらかな光を浴びて白大理石の神殿はピンクとオレンジの混じったような色で薄いベールをかけられたようだ。朝の独特のすがすがしい雰囲気とあわせて遺跡観光には最も適した時間帯のひとつだわ〜、などどしみじみしていたのもつかの間、”目あけてられへん!”空は快晴なのに強風がふいて目をあけているのもやっと。ハードをつけているY嬢は大変そうだ。
美しい廃墟
四面門のあたりから、列柱道路に沿っておくの方に歩く。無数の柱が横たわっている。まだまだ地下にはいろんな物が未発掘のまま埋もれていそうだ。かつてシルクロードの隊商都市として繁栄を謳歌していた頃、このオアシスの威容はいかばかりだっただろうか。砂漠を超えてきた数多くの旅人や商人達はあるいは驚き、またあるいは心を癒されてきたのだろうと感慨深く思う。
2hほども散策しただろうか、日が高くなる頃にはあれだけ吹いていた風もやんでいた。とりあえず1時休憩ということでゼノビアホテルのオープンカフェに。コリント式の柱頭を利用したテーブルにすわり目の前に遺跡を眺めながら飲むジュースは雰囲気だけで、十分においしい!(味は普通のオレンジジュースだけど)くどいけど、このホテルに泊まりたかったなあ。
オンボロバス
午後は墓に向かう。同乗するのはフランスのカップル。乗るのは黄色に鮮やかなデザインのほどこされたオンボロ車。なんだかファンキーでうきうきする。墓地のあたりまでくるとナツメヤシの木が生い茂る一帯が目に入る。空気中にただよう砂埃のためか、緑がくすんで見えるけれども、砂漠の中では貴重な緑だったに違いない。
アラブ城からみた墓地群