素晴らしき遺跡-シリア・ヨルダン(2000.4)

長いシクと体力のない女

翌日6:00出発だというワディムーサ行きのバスに乗るためホテルを早朝にチェックアウトし、バスターミナルを目指す。真っ暗な中バスターミナルに到着したものの、ワディムーサ行きのバスは2時間後までないという。ペトラまで車をチャーターしないかというタクシーの運転手達を振り払って、乗ってきたタクシーの運ちゃんにご飯を食べられるところにつれてってもらう。

豆のトマト煮とタヒーナ(白ごまのペースト)それにでかいパン

朝食をゆっくりとった後はふたたびバスターミナルへ。2時間後までバスはないはずなのだが、ワディムーサ行きのバスはあそこに来てるから早くのれ!とせかされ飛び乗る。(バスがないというのは、運転手達の嘘だったのかもしれない。)バスは我々二人が乗ると満席となり間をおかず出発した。

ワディムーサに到着、まずは宿探しだ。思えばY嬢との旅で宿探しをするのは今日が初めてだ。まずは1軒目、結構清潔なホテルだ、ただ1泊しか空いていないという。続いて2軒目、ここは2泊とも空いているという。部屋も殺風景だが清潔だ。しかしきれいな部屋好き(特に水周りにうるさい)Y嬢はここに泊まるのはいやだという。しかしガイドブックで見る限り、1軒目、2軒目のホテルは安宿の中では清潔とされていて値段も高めのところであるため、これ以上見ても仕方ないのではないかという恐れもあり、とりあえず今日は1軒目の宿にチェックインし、明日の宿は今日中にあたりをつけることにした。

チェックインして宿にはいるなりちょっとブルーになるY嬢。去年のエジプトはいい宿だったよな〜と愚痴もでる。Y嬢と最初に旅行した台湾旅行の時点で彼女のホテルに対する要求水準の高さ(私と比較してだけど)には気付いていたので、まぁしょうがない。

観光前に腹ごしらえ。ワディムーサの中心にあるレストランでマグルーバを頼む。マグルーバとは鶏肉にブロッコリーなどの野菜を一緒に炊き上げた料理なのだ。説明を聞くと美味しそうだったので、2人前頼む。しばらくしてでかいピラフがどんどんと二皿目の前に置かれる。一皿あたり軽く2人前はある。しかも食べてびっくり、パサパサしてておいしくなーい!別に頼んだトマトスープをメインに食べてマグルーバは大量に残すことになった。

トマトスープはおいしかったんだけどね〜

タクシーでペトラの入り口まで移動する。2日券を購入。25JDと実に3,000円以上の入場料だ。

チケット売り場からシクまではくだり坂が続き、左手にも岩窟が見える。一歩一歩ペトラに近づいていることを実感する。入場時に西洋人カップルがいた。彼らはたらたら歩く我々を尻目にスタスタと歩いていく。

いよいよシクへ細い岩間の道がえんえんと続く。既に体力のない私はちょっと疲れている。(毎度のことだが)30分くらい歩いただろうか、目の前にエル・カズネが見えた。やったー!ペトラに到着した!

インディ・ジョーンズも駆け抜けたシク

エル・カズネの中へ。中は空洞になっている。映画では広い空間が広がり彫刻などがおかれていたのだが、あれはセットだったのだろう。エル・カズネから出て、さらに奥に進もうとした時。さきほどの欧米人カップルが向こうからくるではないか!彼らはすでにペトラを見終わったのか、シクをもと来た道へと引き返していった。我々はゆっくり歩いていたとはいえ驚きだ。

犠牲祭壇をめざして坂道を登る。これまた結構な上り道なのだが、Y嬢はすたすたと登っていく。ちょっと進んでは"休憩して景色でもみよーよ!"とお願いする私にY嬢はあきれ気味だ。おまけに休憩している横を欧米人の老人グループがせっせと登っていく。私の方を見て"がんばってのぼらなきゃだめよ〜"と声をかけていく。

私だって見たい遺跡がなければこんなにひぃひぃいいながら坂道のぼってませんよ〜!

休憩中にパチリ

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