素晴らしき遺跡-シリア・ヨルダン(2000.4)

小心者の日本人

タドモールの街まで戻り、今度は、アラブ城に行くために車を借りる。今度は荷台つきの車。アラブ城は小高い山の上にある。舗装の悪い坂道を不安定な荷台の木の長椅子に座りながら、車はすすむため、しっかりと手すりにつかまっていないとちょっと怖い。ただ高みに登っていくにつれ、視界が開け、渓谷が見えるようになってきた。城壁に上れるようになっており、そこから見下ろすパルミラの遺跡は絶景。感動して帰ろうと思ったその時である。

美しき廃墟

あっ、ここから戻ればすぐに戻れるじゃん。とY嬢。行きは階段を上り城壁をぐるりとまわってきたのだが、今いるところの向かいの足場に行ければ、すぐに階段にたどり着ける。向かいの足場までは幅約30cm.Y嬢は軽々と飛ぶが、いかんせん私は小心者。こわくて飛べないのである。

もともと日本人の女ということで周囲の注目を集めていたのだが、ここにきてさらにまわりの関心は我々に移る。子供達の一団もやってきて、”ほら、こんなの簡単だよ。こわくないよ〜”とばかりに私の目の前でなんどもあちらとこちらを行ったりきたり飛びまわる。Y嬢も”大丈夫だよ。絶対飛べるし、落ちてもしにゃぁしないよ。まぁケガはするだろうけど。”とあきれ顔。

結局飛ぶのはあきらめて、周囲の視線を感じながら元来た道をとほほな気持ちでもどったのでした。はーっ、かっこわる。

遺跡の向こうに日が沈む

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